手名槌命(てなづち)と足名槌命(あしなづち)

手名槌命(てなづち)と足名槌命(あしなづち)

 

「八重垣能(やえがきののう)」に登場する老夫婦。

「八重垣能」は別名「大蛇退治(おろちたいじ)」ともいいいます。
高天原(たかまがはら)より出雲の国に追放された素戔鳴尊(すさのうのみこと)が道中のさなか、足名槌命(あしなづち)・手名槌命(てなづち)という両翁媼に出会います。八俣(やまた)の大蛇に娘を毎年食われるなげきの話を聞き、大蛇退治を引き受けます。そして、ひとり残っていた奇稲田姫(くしいなだひめ)を妻にもらい、出雲の国を開くといういきさつのものがたりです。